1990年代、バルカンには民族紛争が吹き荒れ、現在は紛争後の平和構築が進められています。こうした民族紛争や紛争後平和構築に欧州諸国・EUはさまざまな形で関与し、旧ユーゴ紛争への対応はEUの共通外交安保政策にとって重要な試金石となってきました。この授業では、冷戦終焉後の旧ユーゴ紛争と紛争後平和構築における欧州諸国、EUの関与・役割について見ていきます。授業は、参加者によるプレゼンテーションとその後のディスカッションを中心に授業を進めます。プレゼンテーションの回数は学期内に1-2回とする予定ですが、参加者は全員、各回の所定の文献を事前に読んでくることが求められます。旧ユーゴ紛争への欧州諸国・EUの対応は、各国内などで大きな論争をよび、その是非がしばしば激しく議論されました。この授業では、欧州諸国・EUが実際に行った政策判断の是非についてディベート方式で議論する機会を設け、紛争に対応する政策判断の難しさについて考えたいと思います。また旧ユーゴ諸国に対するEUの外交活動を現場で観察した人物をゲストスピーカーに招いてお話をきく機会を設ける予定です。このように文献の購読、プレゼンテーション、ディスカッションなどを通じて、旧ユーゴ紛争とそこでの欧州諸国・EUの役割についての理解を深めることを目指します。




