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26.国際行政論 01

主権国家システムの限界が露呈する現在、世界には解決を必要とする多くの問題が山積している。たとえば、地球環境、開発援助、安全保障、人権保障など地球規模の諸問題は、われわれの日常生活とも密接にかかわる、とても身近な問題でもある。現代行政は、これらのさまざまな問題にどのように対処すべきであろうか。また、対症療法的な措置をとるだけでよいのであろうか。今後は、将来起こりうる問題、将来への長期的な展望をもって考え、総合的・体系的に制度設計し、諸政策に具現し、行政活動を行うことが不可欠となってくるであろう。  国際行政学は、グローカルな視点からこれら地球規模課題の解決に取り組み、現代行政と国際公共政策を関係づけ、新たな国際制度・国内制度の設計や国際公共政策・国内公共政策の策定、これら両レベルの連携・協力に役立てることを目指す新しい学問領域である。国際行政学(春学期)では、国際行政の歴史、国際制度、国際行政理論と制度的諸問題を中心にして、以下の問題を扱う予定である。