国際政治は、主権国家を主たるアクターとして構成された体系(ウェストファリア体制)をその構造原理として成立してきた。そしてアナーキーな状態にあるとされる国際社会において国家間の紛争(対立)を回避し、経済や安全保障において協調(協力)をもたらすために「組織化」がなされてきた。国際政治の歴史は、国際社会の「組織化」の歴史であり、すなわち国際機構の発展の歴史であったと言ってよい。 本講義では、国際機構は、どのような背景と必要性を持って発展してきたのか。その思想的背景や歴史、理論を理解する。また、講師の専門分野である国際安全保障、とりわけ核軍縮・不拡散や平和構築に関する事例を取り上げていく。




