| 講師 | 中村英俊准教授 (早稲田大学政治経済学術院)・EUIJ早稲田副代表 |
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| 日付 | 2009年5月18日(月) |
| 時間 | 9時から10時30分 |
| 場所 | 早稲田大学7号館114教室 |
| 言語 | 日本語 |
| 備考 | 早稲田大学高等学院の生徒への模擬講義 |
中村教授は、まずこの50、60年間の欧州統合の発展を概観し、次にその意義を説明した。それは第一に「主権国家体系」を変容させた意義、第二に域内外に「平和」と「繁栄」をもたらした意義だった。仏独間の和解に始まる欧州の共同体意識の醸成は、「戦争をしなくてもすむ空間・空気」を作り出した。またそのような「平和」は共同市場を通じた「繁栄」によってももたらされた。さらに、通商政策や開発援助政策などの限定された領域で、すなわち米国のような伝統的な国家とは異なる方法で国際アクターとして行為するEUは、シヴィリアン・アクターと呼ばれ、域外の「平和」と「繁栄」にも貢献していると紹介された。最後に、EUの経験から東アジア地域が学べることは多いが、統合には強い政治的意思が必要だと述べられた。
講義の締めくくりとして、早稲田大学にはEUIJが設置され、EUに関する充実したコースが提供されていること、またEUIJが開催する論文コンクールの最優秀者には、EU諸国での調査費が支給されることなどが中村教授から説明された。参加した高校生は、この中村教授の講義に熱心に耳を傾け、ノートをとっていた。
Credit © European Union, 2009




