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講演会「2011年日・EU首脳会議の成果と今後の課題」

講師 川村 博司 外務省欧州局政策課課長
司会 福田 耕治 教授(EUIJ早稲田代表、早稲田大学政治経済学術院)
日付 2011年7月1日(金)
時間 13時00分から14時30分
場所 早稲田大学 早稲田キャンパス 大隈小講堂
言語 日本語
備考 120名  

川村氏は、講演の前半で、EUの深化と拡大の歴史、EUのしくみ・多次元ガバナンス、リスボン条約と共通外交安全保障政策(CFSP)など、広範なトピックを平易かつ明快に解説した。また、ギリシャ危機についても、具体的な状況とEUによる対応につき解説を行った。日本とEUは、グローバル・パートナーとして、民主主義、人権、法の支配といった基本的価値を共有し、国際社会の多くの問題について、共通の立場を取ってきている。両者の世界人口に占める割合(9%)は小さいが、世界のGDP(35%)と貿易(輸出+輸入、41%)に占める比率は極めて大きい。2011年5月に行われた第20回日EU定期首脳協議では、EPA交渉のためのプロセスの開始、政治協力の強化などが合意された。
講演の最後で、川村氏は2011年5月に行われた日EU英語俳句コンテストを紹介した。自ら句集を出すほどの俳句愛好家のファン・ロンパイ議長の句と、EUと日本の双方の最優秀作品をそれぞれ紹介した。また、EU加盟国では、アニメといった日本のポップ・カルチャーが大変な人気を博しているといった。世界コスプレサミットは、ヨーロッパの若者で大盛況であり、マンガを原語で直接読むために、日本語を学びに留学を希望する若者が多いといった。日本とEUの結びつきを政治・外交の側面だけでなく、文化という身近な側面からも感じてもらおうとする配慮が印象的であった。


(文責: 政治学研究科博士課程 齊藤亜紀人)


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川村氏                        会場の様子